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  • 執筆者の写真みれんぎじゅく

★中学生必読! 検定試験合格のメリット、デメリット


わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価¥1,430円(税込)








Are You HAPPY? 1月号に 掲載されました!




全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました

カーリル [地域の図書館検索サイト]

https://calil.jp/settings




本が紹介されました! 

◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある

https://ddnavi.com/review/433470/a/

1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います













「 上位級取得しておくと 高校受験に 役に立つから 早めに取ろう 」とよく言われます



しかし、


・何級を合格すると 良いのか?


・具体的にどのように 役立つのか? 


わかりにくいのが 検定試験の効果です



今回は、東京都の公立中学生が知っておくべき 検定試験の効果 をご紹介します


※以下、文中の

英検は「実用英語技能検定」

漢検は「日本漢字能力検定」

数検は「実用数学技能検定」

それぞれを指します












高校受験の漢検・数検・英検 具体的な役立ち方


・私立高校では、内申点に加点付与をする学校が多い


・取得級 3級以上が加点対象(難関校は さらに上位級取得条件あり)


・原則、重複取得だと 加点は 1回のみ





検定試験が なぜ「 高校受験に役立つ 」と言われるか


受験の合否判定を決める際に プラス評価されることが 多いからです




ただし、下記の大切な注意点があります


(1)私立高校受験の推薦入試、併願優遇時の内申点にプラス評価している学校が多い


(2)対象検定や合格取得級の基準は 各学校によって違う


(3)原則、同じ級の取得時 加点は 1回のみに限定される


(4)都立高校の一般受験には 一切加点しない




下記で詳しく解説していきます













検定試験合格級取得が 効果を発揮するのは、私立高校受験です


私立高校受験の種類は主に 3つあります。


・推薦入試

・一般入試(併願優遇)

・一般入試





私立高校は独自に合格基準を設けることができるため、


推薦入試と併願優遇制度を用いた一般入試時に


検定合格級取得による加点項目を設けています




特に併願優遇制度は、検定試験に合格していると


学校側が提示している併願優遇基準に加点が付きます




【 例 】

○○高等学校 併願優遇基準 5科内申20


漢検 3級取得で +1 の加点基準あり




・漢検取得無し

国語 数学 英語 理科 社会 合計

4   4   3   4   4  19 ← 不合格



・漢検 3級取得

国語 数学 英語 理科 社会 合計

4   4   3   4   4  20(19+1加点) ← 合格




推薦入試も併願優遇と同様に内申点に加点する学校があります













加点対象検定、加点基準は、各私立高等学校が 独自に決めることができます


英検、漢検、数検において 全て同じ評価をしている学校もあれば、


国際系高等学校のように英語に特化した高校などは、


英検のみ評価対象にしている場合もあります


数学系の学校は数検、


難関系の学校は漢検 準 2級合格が出願要件に記述されている学校もあります





さらに、そもそも検定試験の加点基準を設けていない学校もあるので注意が必要です


対象検定、評価基準級は


各学校で 年度によって、基準が変更される場合が多いので


必ず志望校のホームページで最新の情報を確認してください


ここだけの話ですが、


年々、評価取得級のハードルが高くなっている傾向にあります













では、漢検、数検、英検も複数取得すれば その分加点されるのかというと、


残念ながら そうではない学校が大半です


どういうこと? って思いますよね





例えば、数検 3級・漢検 3級の両方を持っていても 加点は +1とする高校がほとんど


重複級の取得は評価にならない、という残念なことが起こっています




でも諦めなくて良いんです!


例えば、数検 3級を取得していたら +1、漢検 準 2級を取得していたら +2、


取得した級によって待遇を変えている学校が意外に多いのです


どの検定も 3級は中学卒業レベル、準 2級は高校レベルと認定しているので、


まずは 得意な科目で 3級取得を目指すこと


逆に苦手な科目も学習しながら


得意科目で 準 2級を目指すことを おススメします




【 (1)の例だと 】

○○高等学校 併願優遇基準 5科内申20


漢検 準2級取得で +2 の加点基準あり

数検 3級取得で +1 の加点基準あり




・検定取得無し

国語 数学 英語 理科 社会 合計

4   4   3   4   4  19 ← 不合格




・漢検 3級取得、数検 3級取得

国語 数学 英語 理科 社会 合計

4   3   3   4   4  19(18+1加点) ← 不合格




・漢検 準 2級取得、数検 3級取得

国語 数学 英語 理科 社会 合計

4   3   3   3   4  21(18+2+1加点) ← 合格




この大きな違いが 一目瞭然ですよね


内申点が 低くても 合格出来る 事実!


このブログで お伝えしていることは


こういうメリットがある という事実なんです













残念ながら、令和 2年度の高校入試において


各検定合格級 プラス評価がされるのは、私立高校のみです


都立高校一般入試に関しては、プラス評価は一切ありません


上記でも少し触れましたが、


公立高校は 各学校で 独自に基準を決めることができません





ただし、各学校がまとめている「 本校の期待する生徒の姿 」のなかには、


都立推薦入試において検定取得を促す表現をしている高校も存在しています


過去(平成31年度)、日比谷高校,石神井高校,国際高校などに記述がありました


明確な基準(〇級)は明記されておらず、「 望ましい 」にとどまっており、


都立高校受験に各種検定取得は表向き 参考程度と言えるでしょう




ここからは私個人の見解ですが、


今後は都立高校入試においても、私立高校同様になる可能性は高いです



というのも既に大学入試では


外部検定試験を活用する制度変更が行われていることから


高校入試も変更されるのは時間の問題だと思います


過去、大学 => 高校 => 中学 と入試制度変更の流れが一般的です



ただし、表向きは評価しないとされていても


公立高校でも参考にする比重は


水面下で年々高められると考えたほうが自然です









最後に伝えたいこと


なぜ、早めにご紹介しているかと言うと


段階的に高校入試制度が変わるからです!


変わり始めたのは昨年度(令和 2年度)入試から


一番の目玉は…  英語スピーキングテストの導入


令和 4年度入試からは 全面実施の予定です


詳しくは別途ご紹介します




大抵の生徒は 志望校を決める



志望校の試験対策を始める




間違いではありませんが、選択肢の幅は限られてしまいます




入試の合格は目標であって、自分の将来の目的ではありません


高校で何をしたいか? どういう姿をイメージしているか?


その先の大学で もっと学びたいのか? 


それとも勉強はソコソコで やりたい仕事をしてみたいか?


働きながら通信大学で大卒資格を得ることも可能な世の中


学びたいと思った時に学ぶのが 一番効率が良いです




そして、もう一つ見落としがちなのは


検定なんて合格したって「 役に立たないよ 」というセリフ



各検定試験は現在、一度合格すると一生モノになります


つまり一度、上位級(漢検1級,数検1級,英検1級)に認定されると、一生履歴書に書けます



-おしまい-






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