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執筆者の写真みれんぎじゅく

★中学受験しない子どもをもつ保護者がやること


わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価1300円+税

★本のまとめはこちらです! ブクペ 著者まとめ

Are You HAPPY? 1月号に掲載されました!

全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました ※2019年10月4日現在 カーリル [地域の図書館検索サイト]

本が紹介されました!  ◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある

1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います

現在、中学受験がブームのようになっています

これは中高一貫校が高校募集を停止することが相次いで発表されたからです

そのため、中高一貫校に入学するためには

嫌でも中学受験をする必要になったからです

受験をしない親は別にやることがあります

今回は受験しない親がすることについてご紹介します

<今週の過去問題>漢検4級(中学校在学程度)

次のカタカナを漢字に直せ

1 トレーニングでキンニクを増強する

2 ミコン者の多い職場で働く

3 不要な字句にシャセンを引いて消す

4 小高いサキュウに立って海を見る

5 ゴビをはっきりと発音する

子どもが中学受験をしないで公立中学に入学する予定

いろんな理由がありますが、中学受験に目的(何のため)がないなら

あなたの感覚は間違っていません!

逆の立場(中学受験を予定)の子どもはどんな生活をしているか?

小学生4~6年生は週に何度も夜遅くまで塾通いで

しかも夕食はコンビニのお弁当(自分のスマホでキャッシュレス購入)

成長期なのに食習慣や生活習慣も心配

小学生では当然だと考えられていた友だちと遊んで

遊びの中からコミュニケーション力や工夫、創造力を働かせる機会も激減

また、学校が休みの日にスポーツを楽しんだり

好きなマンガ本を読んだりするのも文章やイラスト、物語の読解力を学ぶ

とても大切なことも激減してしまっています

そんな「これでわが子の育て方は良いのか?」と心の中に少しでもある

お父さん、お母さん、その感覚は間違っていません

なぜならば、心も体も成長最中の小学生が週に何度も夜の9時過ぎまで拘束されて

10時に帰宅する生活は異常です

大人の世界で言うと「働き方改革」を逆行しています

実際にそういう生活を余儀なくされている受験生の親の中には

「合格はさせたいけれど、本当にこれで良いのだろうか?」

疑心暗鬼に感じている方も多数いらっしゃいます

私がお伝えしたいのは

そうした一歩引いた客観的な感覚を大切にしてほしいこと

その根拠を、さまざまな観点からご紹介します

くれぐれも申し上げておきますが、中学受験がダメとか無駄という話しではありません

中学受験の世界には「中学受験の常識」と言うものが存在しています

しかし、冷静になって、その一つひとつの常識に「どうしてそうなの?」と疑問を投げかけると

返ってくる回答は「皆がそうしているから」「塾の先生がそう言うから」

圧倒的に多いと思います

誰もが納得できる理由(根拠)が見つからないことが多いのが現実です

「塾に通塾しなくても受験に合格できる」という考えを持つ私個人にとって、

「大手進学塾に通塾しないと、中学受験合格は難しい」という考えは大きな疑問です

そもそも小学生の学習範囲を、親が教えられないのが不思議

お父さん、お母さんも小学生したはずなんですけどねw

子どもを良い中学校に入れるために、

本来最優先に育てなければいけない遊びから生まれる

コミュニケーション力や工夫、創造力を伸ばすことを犠牲にしているのですから

「中学受験の隠れた本当の常識」

入試を行う中学校自体は、「塾で勉強ばかりしている子に来てほしいわけではありません」

と実際にいろんな中学校で公表しています

受験を行う学校も 学校法人経営 という商売ですので

多様な学校経営戦略が存在しています

同じような生徒ばかりでは…という思惑が必ず存在しています

現状、中学受験生が勉強と健全な小学生生活を両立できていません

「塾都合」に振り回されている事実に親も受け入れざるを得ないからです

塾は「志望校合格」を限りなく結果として求められる サービス業 ですので

お金を頂いている以上当然の業務という事になります

現在はインターネットサイトで塾の評判を簡単に見ることが出来ます

また、塾を絶賛している本、批判している本の両方も出版されています

ちなみに私の著書は塾に関してではなく、「子どもへの促し方」の本ですw

情報のほとんどが塾の先生をはじめとする教育産業の関係者か

教育産業がスポンサーになっていることです

「中学受験の常識」は、一部の狭い世界の人たちが発信して作り上げた情報です

子どもを通して親からお金を頂くビジネスですから!

その証拠に、

「小学生のときから塾に通ったおかげで、ノーベル賞を受賞できた」

という体験談を聞いたことがありません

逆に、ノーベル賞を受賞者からは口をそろえて

子どもの頃の遊びの重要性や家族との関わり方の大切さを説いています

小学校受験は親の面接がありますが、中学受験では試験も面接も受けるのは子どもだけです

高校受験、大学受験の場合は、受験生が

どんな理由でどの学校を志望するのか

好きな科目、得意な科目は何で、学力はどのくらいで

志望校に合格するためにはどれだけの成績が必要かなど

自己分析する力が多少なりともあります

対して中学受験は、受験生はまだ親の言うことを素直に聞く 小学生

精神的にまだ幼く、志望校を自分で決めるだけの情報、人生経験、自己分析力もありません

「うちは子どもが志望校を決めました」と言う人もいるかもしれませんが、

その判断材料となった情報は 親のフィルター(価値観)を通して決めたものです

また子どもは親の気持ちを鋭く察して、親が言うからという理由が必ず裏にあります

勉強だけでなく、受験に関する全ての意思決定をするのは親です

だから「中学受験は親の受験」という表現になっています

この事実は当然受験校側も周知しています

だから作文、小論文、面接で本心を探るのですw

中学受験は「親のための受験」です

「違う、子どものためでしょう」という声が聞こえますが

教育なのだから、受験は子どものために決まっています

どの家でも、子どもの将来を考えての受験が前面に出てきます

でも本当にそれだけでしょうか?

家庭によって程度の差はあれ「親が自分の欲望を満たすためにしている」という

側面が必ずあるように見えます

その証拠に最近は「記念受験」という表現をする親が増えてきました

「合格すればラッキー」的な意味合いだそうですw

もうここまでくると「その受験の目的は?」が伝わってきません

一般的に「いろんな楽しいことを犠牲にして、

何が何でも志望校合格したいから受験勉強するのでは?」と言いたくなります

子どもをどう育てるかは親が判断すべきことで

「このようにしたい」という希望や欲望があるのは当然です

ですが、これだけは申し上げておきます

「子どもの人生は親の人生ではない!」

「子どもから受験したいと言い出した」という例もあります

当人とお話しする機会があり、お話ししましたが小学生とは思えない

将来やりたいことのビジョン、なぜ?誰のためになどのイメージが

大人顔負けだったことに驚いた経験があります

ここで中学受験をしないという選択をした親御さんへ

受験しないことを決して恥じたり、罪悪感を持たないでください

むしろ、受験に使わない時間をその子の本質を見抜いて促す、応援する時間に

全力で充ててください

出来れば今の小学生の宿題の丸付けはするようにして

出来たら誉める! 間違ってたら親も解いてみて「ここの式もう一度考えてみて」など

一緒に問題を解いてみてください

くれぐれも答えは教えないでください

コツはヒントを出す!です

それだけで学習面の基礎はご家庭で十分に補えます

また、それだけで親と子どもの距離感が適切になります

最後に

あなたの周りにいる中学受験にのめり込んでいるお母さん、お父さんは

あなたの目にどう映っていますか?

「子どもを有名学校に通わせている母親、父親」になりたい気持ちが

前面に出ている人はいませんか?

それ自体は悪いことではありません

・受験の有無ではなく、親がブレずに自覚していること

・子どもの人生は子ども自身に少しずつ考えさせること

思いどおりにいかない時に親として冷静に応援できることが親にしかできないことです

高校受験の時に力を発揮できるためのヒント!

漢検、算検、英検など得意な検定で 3級合格を目指しましょう

また、得意なことで賞がもらえそうなコンテストにはドンドン挑戦しましょう

いざ、高校受験の時の選択肢が大きく広がります

コンテストの賞にもよりますが、特に個人で受賞した最優秀賞、優秀賞などは

偏差値を超える武器になりますよ

<今週の過去問題>漢検4級(中学校在学程度)

【解答】 1 筋肉

2 未婚

3 斜線

4 砂丘

5 語尾

-おしまい-

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次回をお楽しみに♪

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