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執筆者の写真みれんぎじゅく

★ノーベル賞受賞者の親がした子育て術


わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価¥1,430円(税込)






Are You HAPPY? 1月号に 掲載されました!




全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました

カーリル [地域の図書館検索サイト]

https://calil.jp/settings




本が紹介されました! 

◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある

https://ddnavi.com/review/433470/a/

1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います











研究者となり、ノーベル賞を受賞した人の子どもの頃のイメージは


勉強ができ、高偏差値で塾通いで優秀だったのでは?


とイメージしがちですが


むしろ、逆のようです





ノーベル賞受賞者の子ども時代はどんな子ども時代だったのか、


ノーベル賞受賞者の親がした子育ての共通点について見てみましょう











ダイナマイトの発明によって富を得た


アルフレッド・ベルンハルド・ノーベルが遺贈した基金から


ノーベルの遺言に従って毎年、


物理学、科学、生理学・医学、文学、平和、経済学の 6分野において


「 過去 1年間に人類に対して最大の貢献をした者 」に授与される賞





日本人のノーベル賞受賞者(外国籍取得者含む)は、


1949年湯川秀樹氏を始めとして合計 27人


その内2000年以降の受賞者が 19人で


特に2008年以降は物理学や科学、生理学・医学での受賞者が増えています




何年も続けて科学者が受賞している背景として


物理学・科学・医学、生理学などの部門は


研究成果が見られるまでに時間がかかり


日本の堅実な研究成果が世界から注目されています













ノーベル賞を受賞した人の子どもの頃は


よっぽど勉強をして成績が良かったんだろう


とイメージしがちですが、実際のノーベル賞受賞者が


どんな子ども時代を過ごしていたのかを見てみましょう




● 2008年ノーベル物理学賞 益川敏英教授


子どもの頃は勉強せず遊ぶ方が多く、


宿題を全くやらずに怒られるような子でした


知的好奇心のバランスを欠いていて興味のないものは一切やらない


数学や物理、化学は得意でも、国語や英語は 0点を取る程苦手で


特に国語は漢字が全く覚えられなかったそうです






● 2015年ノーベル生理学・医学賞 大村智教授


農家の出身で、子どもの頃は毎日農作業の手伝いをしていました


姉によると「私たちより勉強していなかったのに信じられない。


いたずらっ子で、近所では悪玉と呼ばれていた。


ベルトを振り回してしょっちゅうけんかをしていた」そうです






● 2014年物理学賞 中村修二教授


小中学、高校時代は暗記科目が嫌いでしたが、


小さい頃から理数系の科目は好きで成績は良かったそうです


じっくり考えることが好きで、


数学や物理の問題を考えて解くのを楽しんでいたとそうです






● 2012年生理学医学賞 山中伸弥教授


子ども時代は夕方遅くまで園庭でタイヤを転がしたり


ぶらんこ、シーソーや鉄棒で創意工夫を凝らして


自由に遊ぶ子だったそうです


科学少年で理科の実験が大好きで、


ひまを見つけてはラジオを分解して親に怒られていたそうです












ノーベル賞受賞者が特別に幼少期から勉強好きで


成績優秀、高偏差値ではないことが分かりました


受賞者の子どもの頃における共通点について見てみましょう





●1、興味関心を持ったものへの集中力が高い


受賞者の一番の共通点としては、


興味関心を持ったことを徹底的に解決しようとする傾向があり


その好奇心と集中力が並外れている




興味を持ったことへの集中力の基礎は、大半が子ども時代に作られます


子どもが興味関心を持つものは、


その対象がどんなものであっても否定せず温かく見守ることが必要です






●2、強い目的(信念)を持っている


受賞のための研究成果が出るまでには、


たくさんの挫折や困難を経験しています


また、まだ受賞していない研究者も


日々そういったものを乗り越えながら研究を続けています


それを乗り越えるための強い目的(信念)を持っていることが大切ですが


どうしたら子どもに強い心と目的(信念)を


持ってもらうことができるでしょうか?



多くの受賞者が言うのは


「 子ども時代に見聞きした、


周りの大人たちの行動が今の自分に重要な影響を与えている 」とのこと


あれこれ口出し(過干渉)するより、


親が行動で示す方が子どもは多くのことを学ぶそうです


強い目的(信念)を持つ子になるには勉強だけではなく


柔軟な発想、親の温かい見守り・尊敬される行動が必要ということです




大人の歩きスマホ、信号無視、あおり運転、いじめ、パワハラ、セクハラは


もってのほかですよ






●3、アクティブ


研究者に多い気質で、アクティブタイプだということ


特徴として、わんぱく、やんちゃ、


ずっと動き回って落ち着きがない、テンションが高め


考えずに行動しトラブル多め、擦り傷・切り傷・打撲も多く、


運動はわりと得意




どちらかと言うとアスリートのイメージですが


このタイプは好奇心が旺盛で、


気になることは自分で実際に試して理解したいという子どもが多く


研究者にピッタリです


あのアインシュタインもこのタイプだったと言われています


確かに学校を辞めさせられるほどの問題児でしたw




子供がわんぱくで手を焼いているというお母さんも


こういった行動を規制せず危険じゃない限りは興味の持つ事を


やらせてあげると持ってる能力が大きく伸びるでしょう









最後に


科学者にならなくても、ノーベル賞を受賞しなくても


子どもの能力を大きく伸ばしていくためには、


子ども頃からの大人の関り方が大切です




子どもの可能性は無限であり、


大人には想像できないような未来につながることがあります


大人から見たらバカバカしいこと、大したことないと思うことでも


興味を示した時に、とことんやらせてあげることで


大きな未来の伸びしろを作ることが出来ます


-おしまい-






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