わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価1300円+税
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Are You HAPPY? 1月号に掲載されました!
全国 38都道府県、118の図書館で蔵書されました
カーリル [地域の図書館検索サイト]
本が紹介されました!
◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある
1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います
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小中学校でも 教えた経験がある私にとって、
教室に入ってくる児童や生徒、
家庭教師で訪問したとたんに
やる気が全く感じない子、
やる気を突然なくしてしまう子
に気づいてしまう瞬間があります
成績の良し悪しは 全く関係ありません
そうした児童や生徒のお家の方から多い要望は…
想像つきますか?
「 宿題をもっと出してください 」という要望
これ、NG!です
いや、むしろ今は やっちゃいけないこと No.1です
そこで今回は
「 宿題をもっと出してください 」という要望が
今はなぜ? やってはいけないNG!なのかを解説します
とにかく、子供が勉強している姿を見ないと 気が済まない
ご家庭で「 親の自分が言うと喧嘩になる!」
「 親の私から言っても聞かない! 」ということで、
講師である私に ご相談を頂きます
でも、冷静に考えてみてください
子供は学校で 授業を受けています
特にコロナの影響で授業は かなりのハイペース!
さらに宿題や課題、クラブ活動、行事、習い事、部活、塾…
色んな活動をしていますよね
ご自分も子供の頃、内容は今と違っても 同じ活動を経験されています
※今はプログラミングや英語、補習教室もあるので もっと忙しいのが現状です
頭でわかっていても、家でのんびりしている姿をみると
勉強していない子供の姿が不安、と言う心理が 湧き上がてきます
では、この発言や行動が どうして起こるか?
・子共が勉強しない(原因)
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・「 きっと宿題の量が少ないんだ 」(理由)
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・「 宿題をもっと出してください 」と講師に要望する(結果)
子共が勉強をしないのは、宿題の量が少ないからで
もっと宿題の量を増やして、勉強している姿が確認できるように、講師に相談するんです
私の経験上、
・「 宿題をもっと出してください 」(要望)
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・やる気が 一瞬でなくなる(原因)
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・子供が勉強しなくなる(結果)
これは
お家の方の 先入観による将来への不安が そもそもの原因
学習塾や家庭教師が 保護者の「 不安解消ビジネス 」と言われるところです
人は不安になると 占い や アドバイザー、コンサルタント などの助言を頼るように
子供の不安を 塾や家庭教師に頼る ビジネスの受け皿になってしまっているからです
私の場合、塾でも、家庭教師でも、子供に合わせるカスタマイズ授業なので
宿題を課せられる状態か? 課せて伸びるタイミングかで変わります
また、長年の経験から
「この不安を解消するために 子供に押し付けると、
子供の精神状態(やる気)は さらに不安定になる」
小学校低学年ならまだしも、中学年に入ると思春期に入り始めます
ただでさえ、自立に目覚める時期で 精神状態は不安定なので
ここに勉強を押し付けると 学習面で先々崩壊するばかりか
親子関係もしくは、家庭環境までもが不安定になることが多いです
「 勉強している姿を見ると安心し、
少しでも ダラけている姿を見かけると 不安になってしまう 」
小学校高学年以上のお家の方は
もし、ご自身に そうした認識に覚えがあるのであれば、
子供の勉強には 一切口出しをさないことを おススメ します
思春期前の小学生中学年であれば、問題ありませんが、
自立の兆候 が出始めている子供に
親の不安を解消するために 子供に押し付ける行動をとると、
やる気は 一瞬で消えてしまうんです
返されるテストや成績を見て 気になるようでしたら、
返却されたテストは見なくても大丈夫です
「 どの単元をやってるんだな~ 」くらい把握していれば十分です
お家の方が勉強に口出ししない分、私達講師が逆立ちしてもできない
お家の方にしかできない大切なことが たくさんあります
昨今、いろんな報道でも明るみになっていますが
何よりも大切なことは、
「 子供が安心して帰ってこれる家庭を作ること 」
中学生になれば、学習する、しない は本人の自覚問題です
小学生と中学生の大きく違う所の一つです
まだまだ成長過程の中、子供だって不安になれば
自分から勉強や進路の相談をしてきます
口うるさくテストの点数や評価点を言われるから、
テストを隠したり、通知表を見せなかったりする行動に出ます
日本人は特にですが、大人は基本的に、変化を嫌がります
ですが、「 子供は 自然に日々変化し 成長していきます 」
子供に必要を超える変化を 強要することは、
安心感を与えることとは 正反対の行動になってしまいます
今、表現される言葉として
「教育虐待(EV)」になってしまっているかもしれません
子育ては大抵、人生に一回しかありません
思春期の子供に安心感を与え、「 信用と信頼関係 」を深めることに集中することが
今後のAI・ロボット社会でも通用するスキルになります
「 信用と信頼関係 」は 心を持った人間にしかできないことの一つです
そして、上記のことを理解できて指導している講師こそ、
お子さんにあった講師となります
追加の課題が必要か? 復習の方が大切か? 今は体や頭を休ませるのが大切か?
その時の精神状態や成長具合で 毎回、指導内容が変化するはずです
最後に伝えたいこと
先生や友人は自分で選ぶことが出来ます
しかし、残念ながら 親は自分で選ぶことができません
「 親の言いなりになる人生 」は、すなわち、
「 主体性(自分がしたいこと) 」を完全に失った人生です
現在の教育の柱の一本である「 主体性 」です
したがって、今後の進路を自分で決める意味での「 親からの自立 」が
今の小学生高学年から中学生にとって最も大切な スキルになります
お母さん、お父さん、お家の方に反抗するのは、
「 健全に自立へ向かって 成長している証拠 」と認識してください
今、毎日接しているお子さんは、
「 お家の方が過ごした子供時代(約 30年以上前)」とは違います
お家の方も 変化することを恐れず
お子さんと一緒に過ごす時間を 大切にしてください
-おしまい-
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