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  • 執筆者の写真みれんぎじゅく

★偏差値は伸ばしません! 経験値を伸をします!


わが子の「自ら学習するくせ」を育てる 親の上手な「促し方」 定価¥1,430円(税込)








Are You HAPPY? 1月号に 掲載されました!





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本が紹介されました! 

◆ダ・ヴィンチニュース 読みたい本がここにある


1人でも多くの子供達が、一つでも多くのご家庭が笑顔になれれば嬉しく思います








この記事を読んでいる あなたへ伺います!


偏差値は日本でしか使われていない!ってご存じですか?


今日は日本の現状についてご紹介します












入試を考えているお母さんと話していると、


時代が令和になっても未だに


「うちの子、偏差値がもう少し上がってくれたら…」


と言っていることに 正直ビックリします


学校の評価も 未だに偏差値でやっています




例えば スポーツの世界で 偏差値を使おうとすると


陸上のサニブラウン・ハキーム選手、野球の大谷翔平選手、テニスの大坂なおみ選手を、


どのように偏差値で評価するか?




できません! 当然ですね


まず種目が違います


一つのものさしで測ることが不可能です




学力の世界も全く同じで、本当は偏差値で評価不可能なんです


時々、小学生や中学生の子供達に、


世界のトップ3と言われる


オックスフォード大学(イギリス)、ケンブリッジ大学(イギリス)、


スタンフォード大学(アメリカ)の偏差値はいくつだと思う?


と聞いたら、80、90、100とかいろんな回答が出てきます


意地悪して保護者にも聞いたら 90が一番回答が多かったです






質問の回答


「 偏差値はありません! 」


と言ったら子供達より保護者が「 うそっ! 」と言ってましたw


かなりショックを受けていましたが、


実は偏差値を使って学力を評価するのは


日本だけの ガラパゴス文化(慣習)です






では、皆さんに質問


なぜ? 日本は偏差値を使うの?



こたえ


日本の教育界では未だに偏差値を使うと


誰もが分かりやすいモノサシだと信じているから!




そもそも偏差値を出すには、単一基準で数値を並べなければなりません


※数学でいう偏差や標準偏差で計算します





日本の大学入試が、なぜ点数で機械的に入れるような仕組みになったか、


それは、一番手間が少なく、費用が掛からないからです


AO入試で一人ひとりの資質を見て評価するには 専従スタッフ(人件費)が必要です


予算や人員配置ができないから偏差値入試が昭和から令和まで続いています




中学入試から始まって、高校・大学入試の「ペーパーテスト」単一基準による偏差値入試は、


世界の視点から見ると、


貴重な経験(ボランティアなどの課外活動など)や探求学習に使える時間を損失しています





もう一度、


「 偏差値 」は、日本を除いて世界のどこでも使っていません









世界では一般的(ポピュラー)ですが、


最近は日本でも海外入試を目指す子供達も増えてきました


留学とは違いますよ










そう! 日本みたいな試験がないんです!



それでは外国の試験は?




< アメリカの入試例 >

アメリカでは高校の成績に加え、

「SAT」や「ACT」という共通テストの成績で基礎学力を測ります


この共通テストは年に複数回実施され、何度も受け直すことができ、

この共通テストの成績で大学が定めた基準をクリアすれば学力面は合格となります


各大学独自の試験を受ける必要がない点や

「SAT」や「ACT」は複数回受験可能という点で

日本の大学入試とは大きく違う所です



また、学力面の基準を満たした受験生のみが面接と論文の試験を受験できます

面接や論文では大学で何を学びたいかをアピールします

また、ボランティアなどの課外活動を積極的に取り組んできたかなども評価対象となり、

この学力以外の試験項目が日本と大きく異なり、多面的な視点から総合的に評価されます


ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学など




< フランスの入試例 >

フランスでは大学に入学する際に

「バカロレア」という国家資格を取得する必要があります


バカロレアは3つの種類があり、その中で大学やグランゼコールという高等専門教育機関に

進むためのものが「 普通バカロレア 」です


バカロレアの取得試験は年に1回、6日間かけて行われ、バカロレアに合格すると、

その資格は終身有効となります また、試験は受験数の上限がありません


パリ第6大学、パリ第11大学など




< ドイツの入試例 >

ドイツでは、大学に入学するために「 アビトゥーア 」という資格が必要です

このアビトゥーアを取得すれば、入りたい大学に試験などを受けずに入ることができます


ただし、アビトゥーアを取得するには、大学進学を目指す「 ギムナジウム 」という

9年制の学校に入ってアビトゥーア試験を受け、合格すること

試験は1年に1度行われ、最大で2回までしか受けられませんが、

フランス同様、一度合格すれば、終身有効です


ミュンヘン大学、ミュンヘン工科大学など




<イギリスの入試例>

イギリスの大学に入学するには、

「 GCE 」という試験の「 Aレベル 」のグレードに合格していることが

入学基準の一つとなっているのが一般的です


この「 GCE 」の Aレベルを受けるには、

まず義務教育終了の15-16歳時に「 GCSE 」という試験を受け、

優秀な成績を残さなければなりません


成績優秀者は GCEに向けた教育を行うスクールに入ることができ、

2年間GCEAレベルの受験を目指して勉強をします

その後「 GCE 」の Aレベルを受験して、

試験の結果や面接によって大学の入学の可否が決まります


ケンブリッジ大学、オックスフォード大学など





このように、海外の大学では、学力が足切りラインとして用いられ、

面接や論文、課外活動などが重視される傾向が一般的です


つまり、海外では、君は大学で 何を意欲的に学びたいのか?

明確なビジョンと行動力を持つ学生が望まれています


日本のようにぺーパーテストを最重視する入試方式ではないため、

海外の大学は そもそも偏差値をつけるのが困難になっています

したがって、海外の大学には偏差値がありません!











長い間、そもそも世界と日本の入試の仕組みが違うので、


急には保護者の価値観も変わりません


なぜならば、日本の入試の仕組みがまだ基本的に変わってないから!


しかし、年々、推薦入試、AO入試を始め、


一般入試も入試内容を変更をする学校が急増してきました




学校としては


入学後に学習を必死にする生徒や学生が欲しい!


日本では、大学名で学卒歴が決まり、会社では大学の成績は一切、評価されません



一方、海外は大学名はもちろん、大学の成績もかなり重点を置かれて評価されます


つまり、社会自体の価値観が


大学でどれだけ頑張って学習した学生なのか大切に扱われます




残念ながら日本の入試現状はグローバル社会と言っていますが、


世界から見ると教育後進国です


そもそもの考え方や重要度の項目が違います



これからの日本社会は外国人も AIもロボットも増えてきます


今までの慣習や価値観をそろそろ本気で時代と共に変えないと


偏差値という魔物から抜け出せなくなるかもしれません




ちなみに、夏休み期間中の当塾は…


私から保護者に協力してもらっていることがあります


それは


夏休みに家族で旅行やお出かけをたくさんしてください!


コロナ感染症の影響でなかなか今は自由にお出かけしにくいのですが


ご家庭ごとに感染を防ぎながら過ごしてもらえればと思います




うちの塾は


普段は検定試験挑戦でコツコツ学習すること、


合格した経験、不合格した経験、学習方法を変える経験、


時には面接で役に立つ人狼ゲームでディスカッションした経験、


そして家族一緒に何かを経験する…



私は子供達の偏差値は伸はしません! 経験値を伸をします!





今の日本の価値観からしたら、


時代より早い取り組みなのかもしれません、万人に受け入れられないかもしれません


しかし、きっとこの習慣や経験は人生において長く利く(役に立つ)と思います



-おしまい-






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